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2010年12月21日火曜日

~閑話休題~

 「閑話休題」と題するほどのことではありませんが、これを読んでいただいている方のために、現在の私の話を書いておきたいと思います。

 このブログを始めたのが11月末ですが、今日、12月20日の私はとりあえず生きております。
 生活もままならず、私のプロフィールに書いているまんまの状態です。ただ、沢山の人たちに支えられたおかげで、死ぬことよりも生きることを選択したことが間違えではなかったと、今、この時点でもそう思えます。
 現在私は車に乗れないこともあり、自宅でテレホンアポインターの内職をしながら、元の会社の内容を変えて、ネットでの設計業務の請け負いを立ち上げたばかりです。まだ実になってはいません。
 8月10日に出所してから、がむしゃらにガテン系の現場作業で体を酷使して、熱射病で倒れたりもしましたし、とにかく死ぬほど、いえ、死んでもいいから家族を食わせるために必死になりました。
 けれど体は正直で、寄る年波もあってかあちらこちら体が悲鳴をあげはじめ、結局肉体労働をすることが出来なくなってしまいました。
 私は土建屋の息子であったこともあり、肉体労働自体が好きで、体が続く限りそれで良いと思っていました。単純にスコップを持って穴を掘ることに男のロマンを感じるくらいでした。
 ですから、体を使えずに仕事をすることほど苦痛なことはありません。それでも今は、内職や本業の設計業務や、このブログを書くことによって生きていることを実感しながら生活していると言っても過言ではない状況です。
 でも、私が私であり続ける以上、目の前にある現実を生きて、生き続けなければいけないし、どうにかして自分の人生は続けるべきなのです。その中で大切なものが何なのか、これから考えなければいけないことが何なのか、私は人として生き抜くために、それを思い考えながら生きることを選びました。自分のために、家族のために、私を信じてくれている人のために。
 私から離れていく人たちも沢山います。あたりまえのことですが、人は自分の利を中心に考えているから、そうなります。どんなに熱く語り合い、どんなに仕事を愛して心を繋いでいた人であれ、人生や人間の評価の中で落ちこぼれたことがわかれば、アッという間にいなくなります。電話をかけてもつながらなくなってしまうのです。悲しいことですが、もしかしたら私も逆の立場だったらそうしていたかもしれません。
 とにかく、今、私は自分の仕事を人生を精一杯、一生懸命生きようと努力している最中です。
 家族がいて、私を信じてくれている人がいて、私が生きているからこそ、その愛をいつか還そうと思って毎日を送っています。
 どうか、今つらい状況にあるひとがいれば、もう一度周りを見回してください。
 大切なこと、大切な人、大切なものは、きっとあなたの周りにたくさんあるはずですから。

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