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2012年7月9日月曜日

【ドキュメント】市民による官邸上空空撮プロジェクト



OPTVstaffさんが 2012/07/03 に公開


首相官邸前で、大飯原発再稼働の撤回を求める大規模な抗議行動が行われた6月29日、市民の寄付によってヘリコプターをチャーターし、上空から空撮するプロジェクトが実現­。1万人が視聴した。

呼びかけを行ったのは作家の広瀬隆さん。6月22日の官邸前の盛り上がりに感銘を受けて企画。城南信用金庫の理事長・吉原毅理事長さんらの協力を取り付け、寄付を集めるた­めの枠組み「正しい報道ヘリの会」を設立。ビジュアルジャーナリスト協会の綿井健陽さんがヘリのチャーターをはじめとするコーディネートを担当した。

今回、チャーターしたヘリコプターは DHCという航空撮影を得意とする会社のロビンソンR44型機というヘリコプターで、機体の下にハイビジョンカメラが設置されている。撮影は専属のオペレーターが行う。1­時間のフライトに20万以上の費用がかかり、時間を過ぎると1分ごとに割り増し料金加算されるという厳しい条件のもと、新木場のヘリポートから、18時からと19時からの­2回、それぞれ約40分間ずつ、計80分間、ヘリコプターで空撮することとなった。

ロビンソンR44型機には、パイロットとオペレーターのほか、1人だけ同乗できるスペースがあるため、1回目のフライトには、俳優の山本太郎さんが乗り込み、空からの様子­を実況。2回目は、ビジュアルジャーナリスト協会のメンバーでフォトジャーナリストの野田雅也さんが同乗し、静止画写真を撮影した。

当日は、新聞、テレビ各社がヘリコプターを出したため、民間のヘリコプターは報道優先のルールを守らざるを得ない。また、航空法の関係で、ヘリコプターからは無線を利用で­きないなど、市民のヘリにはいくつものハンディキャップがある。撮影したビデオをヘリポートに戻り次第配信する録画中継となり、OurPlanetTVとIWJがその配信­を担当した。

市民がチャーターした報道ヘリ。上空からの官邸前は、人が道をふざぎ、多くの人とそして手に光るペンライトが見えた。7月16日に代々木公園で開催される10万人集会でも­、市民メディアの報道ヘリによる空撮を行う方向で調整が始まっている。

企画・呼びかけ:広瀬隆(作家) 
プロデュース・ドキュメント映像撮影:綿井健陽(ビデオジャーナリスト)
配信技術:古田晃司(IWJ)・高木祥衣・小川直也(OurPlanetTV )
リポーター:山本太郎(俳優)・野田雅也(フォトジャーナリスト)
空撮協力:株式会社DHC
提供:正しい報道ヘリの会(寄付をしてくださった皆さん)

◎官邸上空ヘリ空撮プロジェクトの寄付先
城南信用金庫 営業部本店(店番号:001)
普通預金口座──822068
名義──正しい報道ヘリの会(タダシイホウドウヘリノカイ)

関連動画
「再稼働反対」〜官邸前、人で埋め尽くす(6月29日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1388
再稼働撤回を求め〜官邸前に人の波(6月22日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1386
野田総理の再稼働宣言に抗議4000人(6月8日)
http:///www.ourplanet-tv.org/?q=node/1375

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